ポッ拳の映像から面白い記事の書き方を学ぶ

任天堂から面白い映像が公開されました。
WiiUから発売された対戦格闘ゲーム「ポッ拳」の紹介映像です。
一度再生してみてください。

最初見た時はかなり笑ってしまいました。
中盤辺りからゲームの広告ということを忘れてしまいます。

ポッ拳は僕もアーケード版でちょこっとプレイしたことがあるのですが、
こんな面白い映像を持ってくるとは正直驚きです。
たしかサーナイトが遠距離キャラで使いやすかったです。

「またプレイしに行きたい…」と思いました。

この映像を見て学んだことは
「人はストーリーを見せられると引き込まれる」
ということですね。
僕もつい結末が気になって、最後まで見入ってしまいました。

見終わった後にはポッ拳で遊びたくてたまらなくなります。

今回の映像はゲームの魅力を全面に押し出しているわけではありません。
登場するのはポッ拳をプレイしているサラリーマンと、
妙なテンションでゲームに参戦する個性的な人物達です。

「ピカチュウは攻撃スピードが早くて初心者にも使いやすく…」
みたいなゲームの説明もいっさいありません。

一応、これは任天堂が出している宣伝なのですが、
冒頭からラストまでゲームを売り込まれているという感覚が全くないです。
むしろどんどん続きが見たくなるはずです。

おそらくこのストーリーの続きが出てくれば、
僕はまた再生ボタンを押すでしょう。
ポッ拳が魅力的だとか、ゲームが楽しみだとか、そんなことは関係なく、
ストーリーが面白く描かれているから見てしまいます。

面白いメディアというものは人を夢中にさせます。
そしてストーリーは視聴者を自然に引きつける効果を持っています。

このプロモーション映像では、
ただのサラリーマンがポッ拳で楽しく遊んでいるだけですが、
視聴者の目はこの映像へ自然に引き込まれていき、
最後には「ポッ拳めちゃくちゃ面白そう!」と興味を抱いて貰えるでしょう。

つまりゲームの魅力を伝えるためにストーリーを用いているのですね。
任天堂のプロモーションは本当に勉強になります。

僕はよく記事の中で自分が体験したこと、
失敗したこと、成功したことなどをストーリー調に書くことが多いのですが、
それはポッ拳の映像と同じく、
読者を僕の記事に引き込むためにやっています。

例えば、次の記事でも僕は同様のテクニックを使いました。

参考記事「フェイスブックの個人アカウント集客は危険

まず僕がフェイスブックで集客を試した体験談を話して、
恐ろしかったこと、危険だったことをリアルに描き、
読者にフェイスブックの個人アカウントを使うのは危険だと知らせています。

机上の空論をだらだら並べるよりも、
実際に体験したことを共有すれば説得力が出ますし、
体験談にリアリティや臨場感があれば
読み応えがあって面白い内容になり、喜んで読み進めてもらえます。

僕の実体験を元に個人情報が漏れた話をしているので、
読者はフェイスブック個人アカウントの危険性を間近に感じてしまうでしょう。

僕が記事を書くときはストーリーを上手く盛り込むことができないか、
自分の体験談などを面白く話すことはできないか、
読者を引き込む流れを考えながら書くようにしています。

なぜならそれがメッセージ受け取ってもらうための有効な手段だからですね。

自然な流れでメッセージに引き込んでいき、
最終的には読者が盲目的に
情報発信者側の主張を受け入れてしまうのがストーリーの力なのです。

もちろん一朝一夕で習得できる技術ではありませんが、
練習すれば誰でも普通にこなせます。
これは小説家のような綺麗な文章を求められるわけではないので、
まずは日記を書くような気持ちで挑戦してみましょう。

ストーリーを使うテクニックは
大きな実績を持っていなくても読者をあなたのメディアに引き込めるので、
ぜひこれから使いこなせるようになってください。

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