僕は以前、パン屋でアルバイトとして勤務していました。
サンドイッチを作る仕事なのですが結構過酷です。
朝は5時よりも早くに起きて、朝食は野菜ジュースで済まし、
早朝の極寒に攻撃されながら自転車通勤をしなければなりませんでした。
とくに冷え込む冬場は地獄です。
この辛い朝の出勤を何度憎いと思ったことか……
ナマモノを作るので、作業中は衛生面に気を配らないとなりませんし、
廃棄の食材を少しでも増やすと口うるさく注意を受けます。
毎日くたくたになるまで働きましたが、
田舎で時給が安かったので月10万円ぐらいの給料が関の山。
さすがにもう当時のような働き方はしたくありません。
店長に話を聞いてみると、
30歳のときに独立して店舗を構えたのだとか。
創業時の資本は2000万円で、すべて働いて貯めたお金だと言っていました。
そんな大金を用意できるなんて正直感服です。
なんだかバイトでへこたれている自分がちっぽけに思えてくるほどでした。
2000万円もあれば健全な商売ができるでしょう。
僕は冗談半分で店長に「借金もなくてよかったですね」と言いました。
すると店長は重たい声で返してきました。
「今は2億の借金返すためになんとかしなかん」
ぽかーん……
僕は唖然としてしまって何も返すことが出来ませんでした。
ちょっとその金額に現実味がなさすぎて。
ちなみにそのパン屋は創業してから15年の月日が経っているそうでした。
つまり店長は1年ごとに1300万円以上の借金を増やしてきた計算になります。
初めに用意した2000万円はどこに溶けたのか……
2億円がパン屋経営でどうにかなる金額なのかも怪しいところです。
店長は40代後半に差し掛かっており、
身体も衰えてきていましたが、家族や小さな子供もいたので
多額の借金のまま後には引けないとのこと。
しかし店の経営状況を見る限りあと数年で経営破綻するのは目に見えていました。
従業員へ渡さなければならない重い給料や
年々上がっていく食品原価はみるみる店の首を締めていました。
店長は毎日のようにお金のことに頭をかかえながら、
娯楽や趣味の一切を切り捨てて、常に売上と睨み合っていました。
挙句の果てには職場環境を完全無視して
昇給を放り出した結果、社員から非難を声あびせられることもあったとか。
実店舗ビジネスって本当に恐ろしいです。
結果を出すためにはそれなりのリスクを背負わなければなりませんし、
まともに売上を安定させるには数年が必要です。
もちろん短期間で成功させることが出来る人も中にはいますが、
それはもともと技術や実績が優れていたり、
広告費として使える資本を多く抱えていたりする経営者だけになります。
中途半端な知識や資本で挑もうとすると高確率で痛い目を見ますね。
僕はアフィリエイトから挑戦しておいて良かったです。
アフィリエイトなら個人でもすぐに開始することができますし、
借金を抱えて店舗を用意する必要もありません。
商品は企業側があらかじめ用意しているものを扱うので原価もかかりません。
パン屋はパンを作るための材料費や光熱費、
商品を製造するための過程があるので金と時間がどうしても必要になってくるのですが、
アフィリエイトの場合は商品を取り出して売るだけですからね。
販売方法を研究しているうちに顧客をどうやって集めて、
商品をどうやって売るのかがわかってきますからビジネススキルも上昇します。
アフィリエイトで得た知識や経験があれば商売が怖くなくなりますね。
借金のリスクを抱えながら商売をするよりも、
アフィリエイトでまずはセールスや集客の力を十分に身に付けてから、
自分でやりたい商売に取り組んだほうが、
成功確率も上がるでしょうし、リスクも最小限で済むと思うのですが……
僕も将来はのんびり小さな喫茶店かカフェでもやりたいなとは思っていますが、
まずはアフィリエイトで資本と技術を固めることが優先だと考えています。
金を使い、人を雇ったからと言って成功するもんではないですから。
ビジネスにもしっかり勉強することがあり、
商品を売る経験をしながら技術を身に付けていく姿勢が成功に繋がってくれます。
何度も転びながら、ようやく自転車に乗れる感覚と似ていますね。
逆にいうと、そういう努力が出来る人は
あっさりとライバルたちをゴボウ抜きしています。
あなたが今後、お金を増やすためのスキルを磨きたいのなら、
ローリスクで実践できるアフィリエイトはそのための一つの手段といえます。
たとえ小規模のビジネスでも集客から販売までの流れは
どんな商売でも不変なので、まずは実践しながら本質的な技術を磨くことをお勧めします。
いつでも好きなときにお金を生み出せる商売の技術を持っていれば、
会社に勤めるよりもずっと安心で自由に暮らせます。